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生成り 6
2007-04-07 Sat 23:01

遺言公開の後、逃げ出すように纏めた荷物はそれほどの数も無く、きゃぁきゃぁと騒ぎながらでも片付けるのにそれほどの時はかかりませんでした。 最後に両親の写真をベットサイドに飾リ見つめていた陽菜は、視線を感じて鏡の方へと振り返りました。 澪はベランダの戸を閉めてそばにいます。 気のせいかと首を傾げて鏡を見詰める陽菜を、澪はさりげ無く部屋から連れ出したのです。


『私達の部屋は隣だから、何かあったらいつでも来てくれて良いから。 さぁ 陽菜ちゃん屋敷を案内するわね。 といってもほとんど使っていなくて閉めっきりなんだけどね。 それがすんだらお茶にしましょう。 』
『はい 』


元々は一つの部屋をベランダで続いたのまま、薄い壁で仕切っただけと言うことは内緒にして、ベット側の部屋のドアを指差し、2階から1階へと鍵のかかった扉を説明して、最後は薄暗い階段を下りると地下には不釣合いな大きな扉の前に出ました。


『ここがご主人様の仕事場。』 
『ここが?』
『そう 、呼ばれない限りは勝手に入っちゃダメよ。』


いくらでも日当たりの良いお部屋はあるのに、わざわざ地下室になんて、不思議に思いながら、台所に向かったのです。


『陽菜ちゃんの料理は?』
『いえ…ほとんどした事無いです…』
「あら、じゃあお掃除やお洗濯は?』
『それもあんまり… 』
『そう…』
『あっ あの、これから一生懸命覚えますから、お願いします』
『そうね、 まあ 陽菜ちゃんに出来ることをしてもらうから がんばってね』

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